システム開発
調査研究に係わる「シミュレーションモデル」の開発
「調査研究業務」に対応して、以下の分野におけるシミュレーションモデルの開発及びモデルで使用するデータ整備システムの開発を行っています。
(1)エネルギーモデルの開発
石油、石炭、水力、原子力、電力、代替エネルギー等のエネルギー全般に関する需給関係の分析、経済的波及効果に関する分析等が行えるモデルの開発及びシミュレーションシステムの開発を行います。手法はLP(線形計画法)、多変量解析等の各種OR手法を活用します。
(2)計量経済モデルの開発
マクロ経済、ミクロ経済等の経済モデルのモデル作成を行います。業務としては必要なデータの収集、推計・加工、モデルの定式化、シミュレーション結果の分析までを行います。
(3)環境シミュレーションモデルの開発
環境影響評価を行うために必要となる大気拡散、潮流拡散等のシミュレーションモデルを開発します。業務としては、前提条件の設定から環境影響の評価までを行います。
(4)その他
各種調査研究プロジェクトで必要となる定量分析のためのモデルを開発します。(人口予測モデル、人口社会移動分析モデル、地域間関連分析モデル、交通量予測モデル、工業用水利用分析モデル、港湾工事施工機械適正化モデル等)
具体的には、以下のシステム開発を行っています。
- わが国の電力需給モデルの開発と試算
- わが国のエネルギーモデルTIMES-Japanの改良と試算
- 世界の水素需給予測モデルの開発と試算
- 揚水発電所の便益最適化モデルの開発と試算
- 等
調査研究に係わる「集計・分析・評価システム」の開発
シミュレーションモデルではありませんが、調査研究の定量的評価のために必要となる集計・分析システムや評価システム、推計システムを開発します。これらのシステムは、情報処理の結果がそのまま報告書に使用できるように、各種のグラフや図表を自動作成するような開発をします。
具体的には、以下のシステム開発を行っています。
- 属性別家計勘定に関する調査・研究
- 固定資本ストックの推計に関する調査
- 統計ソフトウェアRによる包括分析(DEA分析)
- 等
「データベースシステム」の開発
ユーザーが構築しようとするデータベースの設計、データの収集加工、機器構成の選定、ソフトウェアの開発に至る総合的なデータベース関連業務を行います。また、「調査研究業務」としてデータベースに関する各種調査も行います。
(1)データベースシステムの設計
データベースの構築に当たって生じる、データ内容の分析、入力システムの設計、検索システムの設計、出力システムの設計、ネットワークの設計等を行います。また必要となるアプリケーションソフトの設計も行います。さらに必要となるDBMS、適正規模のハードウェアの選定を行います。
(2)データベースシステムの開発
人口、経済等の数値データ及び技術情報等の文献データのデータベースシステムのソフトウェア開発を行います。また、そのデータベースを活用したアプリケーションソフトの開発を行います。
(3)データベースのデータ整備
開発したデータベースシステムを運用するために、毎年更新が必要となるデータを収集し、電子情報として整備します。
具体的には、以下のデータベース関連業務を行っています。
- 国土情報データベースの整備
- APECエネルギーデータベースの整備
- 等
エンドユーザー向けアプリケーションソフトの開発
ユーザーの要望により、パソコン用の各種アプリケーションソフトウェアを作成します。
- 総合プロジェクト管理システム
- 投資回収分析(DCF)システム
- 事業計画計算システム
- 教育用問題集システム
- 等